
先に「Galaxy S26 Ultra」の「S25 Ultra」との大きな違いを簡単に書き並べると、
- 「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」から「Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy」に変更されて処理性能がアップ
- メモリが最大12GBまでだったのが16GBモデルが追加
(16GBは1TBモデルのみ) - 本体が薄型+軽量化された
- フレームの素材がチタンからアルミニウムに変更
- 史上最大のベイパーチャンバー
- 角のデザインが少し丸みを帯びた形状に変更
- 世界初の覗き見防止機能「プライバシーディスプレイ」が搭載
- 充電W数が45Wから60Wにアップ
- カメラのf値が低くなり明るさとボケ感の強化
これらの様な点が挙げられます。
この記事ではこれらの違いについて解説していきます。
Contents
比較スペック表
基本情報
| S26 Ultra | S25 Ultra | |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026年3月 | 2025年2月 |
| OS | Android | Android |
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy | Snapdragon 8 Elite for Galaxy |
| メモリ | 12GB(256GB/512GBモデル) 16GB(1TBモデル) | 12GB |
| ストレージ | 256GB 512GB 1TB | 256GB 512GB 1TB |
| microSD | 非対応 | 非対応 |
| 生体認証 | 指紋認証 顔認証 | 指紋認証 顔認証 |
| 端子 | USB Type-C | USB Type-C |
| スピーカー | ステレオスピーカー | ステレオスピーカー |
ディスプレイ
| S26 Ultra | S25 Ultra | |
|---|---|---|
| パネル | Dynamic AMOLED 2X | Dynamic AMOLED 2X |
| 画面サイズ | 6.9インチ | 6.9インチ |
| 解像度 | 3120 × 1440 | 3120 × 1440 |
| 画素密度 | 約498 ppi | 約498 ppi |
| リフレッシュレート | 1〜120Hz | 120Hz(可変 1〜120Hz) |
| タッチサンプリング | 非公開 | 240Hz (公式は非公開) |
| 輝度 | 2600 nits | 2600 nits |
本体
| S26 Ultra | S25 Ultra | |
|---|---|---|
| 高さ | 163.6 mm | 162.8 mm |
| 幅 | 78.1 mm | 77.6 mm |
| 厚さ | 7.9 mm | 8.2 mm |
| 重量 | 214 g | 218 g |
| 防水防塵 | IP68 | IP68 |
カメラ
| S26 Ultra | S25 Ultra | |
|---|---|---|
| リアカメラ構成 | 広角 超広角 望遠3x 望遠5x | 広角 超広角 望遠3x 望遠5x |
| 広角 | 200MP 23mm相当 f1.4 OIS | 200MP 24mm F1.7 OIS |
| 超広角 | 50MP 13mm f1.9 120° | 50MP 13mm F1.9 120° |
| 望遠1 | 10MP f2.4 3x光学ズーム OIS | 10MP f2.4 3x光学ズーム OIS |
| 望遠2 | 50MP f2.9 5x光学ズーム 10x光学品質ズーム OIS | 50MP f3.4 5x光学ズーム 10x光学品質ズーム OIS |
| フロントカメラ | 12MP F2.2 | 12MP F2.2 |
| ビデオ (最大解像度、最大fps) | 8K/30fps 4K / 120fps | 8K/30fps 4K / 120fps |
バッテリー・充電
| S26 Ultra | S25 Ultra | |
|---|---|---|
| バッテリー容量 | 5,000mAh | 5,000mAh |
| 充電時間(有線) | 約30分で75% 約50分でフル充電 (最大60W) | 約30分で65% (最大45W/USB PD 3.0) |
| ワイヤレス充電 | Qi2:最大25W | Qi2:最大15W |
| リバース充電 | リバース無線 | リバース無線 |
| 充電器同梱 | ACアダプタ同梱なし (USB-Cケーブルは同梱) | ACアダプタ同梱なし (USB-Cケーブルは同梱) |
通信・SIM
| S26 Ultra | S25 Ultra | |
|---|---|---|
| SIM(nanoSIM/eSIM、デュアルSIM) | デュアルSIM (nanoSIM+eSIM、eSIM×2) | デュアルSIM (nanoSIM+eSIM、eSIM×2) |
| Wi-Fi | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 7 |
| Bluetooth | Bluetooth 6 | Bluetooth 5.4 |
| FeliCa(おサイフ) | 日本向けモデルは対応 | 日本向けモデルは対応 |
それぞれの違いの解説
「Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy」に変更されて処理性能がアップ
心臓部であるSoCは「S25 Ultra」が「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」だったのに対して「S26 Ultra」はその新型である、
「Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy」
に変更されています。
これによって「S25 Ultra」と比べて、
- CPU性能:約19%アップ
クロック周波数が驚異の4.74GHzで、重いアプリやマルチタスクでもストレスを感じさせない瞬発力を発揮 - GPU性能:約24%アップ
レイトレーシング性能も25%向上し、最新の重い3Dゲームも最高設定でより安定して動作しやすい - NPU性能:約39%アップ
NPUはAI処理を効率よく動かすためのAI専用プロセッサの事です。
この性能が39%とCPU、GPU以上に強化されているので、AI機能の動作がより軽快になっています。
この様に、普段のレスポンスの速さに加えてゲーミング性能、AI性能まで強化されています。
ちなみに参考として、「Snapdragon 8 Elite Gen 5」が搭載されている「OnePlus 15」と「S25 Ultra」のベンチマーク平均値をAIで調べてみると以下の様な結果になりました。
| Galaxy S25 Ultra | OnePlus 15 | |
|---|---|---|
| AnTuTu (v11) | 約3,110,000 | 約3,700,000 |
| Geekbench(シングル) | 約2800 | 約3,550 |
| Geekbench(マルチ) | 約9400 | 約10,300 |
この様に「Snapdragon 8 Elite Gen 5」は「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」を圧倒する処理性能を持っている事が分かります。
勿論、ベンチマーク値はスマホメーカーのチューニングによって変わる物なので、「S26 Ultra」は「OnePlus 15」と同性能と言う訳ではありません。
また「S26 Ultra」は「Snapdragon 8 Elite Gen 5」では無く、Galaxy向けに調整された「Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy」なので、あくまで参考程度にしてください。
メモリが最大12GBまでだったのが16GBモデルが追加(1TBモデルのみ)
「S25 Ultra」では全モデル共通で12GBだったメモリ(RAM)が、「S26 Ultra」では最大16GBへと引き上げられました。
ちなみに16GBメモリが搭載されるのは最上位の1TBストレージモデル限定になっています。
とは言え、
「スマホに16GBも必要か?」
という疑問を持つ方は多いかもしれませんが確かに、
- ブラウジング中心の使い方
- 複数アプリを同時起動しての平行作業はしない方
など、ヘビーな使い方をしない方であれば12GBも16GBも体感的な違いは感じないと思います。
しかし「S26 Ultra」は、クラウドを介さず本体で処理するAI機能が搭載されており、このAI機能の動作はメモリ容量が大事になってきます。
なので、
- 「S26 Ultra」に搭載されているAI機能をフル活用したい
- 複数のアプリ、ブラウザで膨大なタブを開いて使いたい
などの度合いが大きいほど16GBのメリットを感じやすいと思います。
本体が薄型+軽量化
本体のサイズは厚さが0.3mm薄くなっています。
とは言え、実際の持ちやすさに効きやすいのは厚さより幅となっており、その幅については「S26 Ultra」の方が0.5mm大きくなっているので、コンパクトになった感覚は薄いかもしれません。
また重さも4g軽量化されていますが、この差は小さいのでこれについても体感的に違いを感じられるかどうかは微妙な所だと思います。
フレームの素材がチタンからアルミニウムに変更
チタンと言えば高級感が感じられる素材で、前世代の「S25シリーズ」、「S24シリーズ」では、
- 最上位モデルである「Ultra」だけチタン
- その他の下位モデルはアルミニウム
と言う差別化がされていました。
一方「S26シリーズ」では最上位モデルの「S26 Ultra」もアルミニウムに変更されています。
この理由については、最近のメモリ(RAM)価格の高騰の為のコストダウンと言う理由も勿論あると思いますが、アルミになった事で以下の様なメリット、特徴も生まれています。
- 「Armor Aluminum 2.0」と言う標準モデルに使われているアルミよりもさらに剛性を高めた新素材
- チタンは熱がこもりやすく放熱性が悪かった
(アルミの熱伝導率はチタンの約10倍) - コストダウンしつつ他の部分にコストを回せる
なのでアルミニウムへの変更は一見するとデメリットに感じられますが、実用的な部分ではメリットが多くなっています。
史上最大のベイパーチャンバーで冷却性能の強化
どんなに高性能なチップを積んでいても、熱がこもってしまえば「サーマルスロットリング(性能制限)」がかかり、動作はカクついてしまいます。
そこで「S26 Ultra」は、アルミニウムに変更して放熱性を高めたのに加えて、内部の冷却板(ベイパーチャンバー)のサイズがGalaxy史上最大となっています。
これによって熱管理性能が約21%強化されている様なので、高性能なSoC「Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy」の高いパフォーマンスを維持しやすいです。
角のデザインが少し丸みを帯びた形状に変更
「S25 Ultra」も「S24 Ultra」と比べれば少し丸まったデザインでしたが、「S26 Ultra」は更に角が丸いデザインに変更されています。
これによって角が手の平に当たる持ち方でも食い込む感覚が緩和され、ポケットに入れても出し入れがしやすいなどのメリットが生まれています。
なので角張ったデザインが好きだった方からすると微妙な変更点だと思いますが、実用的な面ではメリットを感じられる方が多いと思います。
プライバシーディスプレイ(覗き見防止ディスプレイ)に対応
「S26 Ultra」のディスプレイには「Flex Magic Pixel」と呼ばれる技術を活用し、覗き見防止機能が搭載されています。
この「Flex Magic Pixel」を簡単に説明すると、
「光の方向を調節する技術」
と言うものになっていて、通常モードと覗き見防止モードを切り替えられるようになっています。
なので、
- 通常モード: 光を全方向に拡散させ、通常通り斜めからも見える表示
- プライバシーモード: 電圧をかけることで、光が正面(ユーザーの方向)にだけ飛ぶように制御。これにより横から見たときには光が届かず、画面が真っ暗に見えるという仕組み
と言った様な感じです。
なので覗き見防止自体は他の普通のスマホでも、覗き見防止機能の付いたフィルムを貼れば出来ますが、この場合は、
- 常に斜めから見れなくなる
- 覗き見防止フィルムは画面が暗く見える、鮮明さが落ちる
などのデメリットがあります。
それに対して「S26 Ultra」はオンとオフの切り替えが出来るので、
- 料理中などスマホを置いた状態でも画面が見える
- 人込みなどではプライバシーモードをオンにして周りに見えなく出来る
- 複数人で画面を一緒に見る場合でも、通常モードにする事で全員で画面を見れる
など状況に合わせて使い分けられます。
それだけで無くこの機能は、
- 特定のアプリの画面だけ自動でオンに設定できる
(例:Youtubeのアプリだけプライバシーモードをオンにするなど) - 通知だけ斜めから見えない様に出来る
と言った様に特定のアプリ、画面の特定の部分だけオンにする事も可能です。
なので覗き見防止機能が欲しい方にとっては大きな魅力に感じられると思います。
ただし既に実機を触っている方のレビューによると、
- プライバシーディスプレイ機能をオフにしていても「S25 Ultra」よりも視野角が狭く、画質が劣って見える
- プライバシーディスプレイ機能をオンにすると画面の明るさや鮮明さが落ちて見える
と言った様な意見も見られるので、この機能が不要に感じる方にとってはデメリットに感じる可能性があります。
充電W数が45Wから60Wにアップ
Galaxy Ultraシリーズにおいて、S20 Ultra以来「45W」だった有線充電の最大出力が、「S26 Ultra」で最大60W(Super Fast Charging 3.0)へ引き上げられました。
これによって5000mAhと言う大容量のバッテリーながらも「30分で75%」「約50分でフル充電」と言う高速充電が可能になっています。
またワイヤレス充電についても15Wだったのが25Wに増えています。
カメラのf値が低くなり明るさとボケ感の強化
カメラの構成やズーム倍率などは「S25 Ultra」とあまり違いはありませんが、「広角」と「望遠5x」のf値が下がっています。
このf値はカメラに馴染みが無い方にとっては聞き慣れない物だと思いますが、この数値が低ければ低いほど、
- 光の取り込み量が上がって明るい写真が撮れる
(ノイズの少ない写真を撮りやすくなる) - 光の取り込み量が上がる事で暗い場所でもシャッタースピードを上げられる
(手ブレを抑えやすくなる) - 被写体が浮き立つような自然で柔らかなボケ感を出しやすくなる
などのメリットが得られます。
まとめ
ここまで変更点について色々書いてきましたが、最後に違いについて簡単にまとめると以下のようになります。
- 処理性能が大幅にアップ
- 薄型+軽量化
(ただし差は小さめ) - アルミニウムへの変更と史上最大のベイパーチャンバーで冷却性能がアップ
- 角が少し丸みを帯びた形状になり持ちやすさアップ
- プライバシーディスプレイに対応
- 充電W数が45Wから60Wにアップ
- カメラのf値が低くなり明るさとボケ感の強化
なのでこれらの変更点をふまえて、
「「Galaxy S26 Ultra」を購入するか、もしくは型落ちで安くなる「S25 Ultra」を狙うか」
などを考えると良いと思います。





